記憶術と脳

記憶術と脳

記憶術が何故可能かと言うと効果的に脳を使っているからとされています。それでは、脳と記憶にどの様な関連性があるのか述べてみましょう。脳には本当に沢山の働きがあります。神経を司る大事な中枢であり、生命を持続させるにはなくてはならない絶対不可欠な臓器で、思考したり、感情をも支配している繊細な器官です。脳自体を大別してみると、まず大脳、そして小脳、脳幹の3つが代表としてあり、記憶術に関わる脳の部分は大脳になります。

 

まず大脳は、大脳皮質と大脳辺緑系などに細分化出来ますが、記憶自体に深く関連してくるのは海馬体とされています。海馬体とはその姿がタツノオトシゴの様に見える事から命名され、大脳深部に左右一個ずつ存在します。では何故、記憶と不快関連性があるのかというと、病気で海馬を手術により除去した患者はそれ以後記憶する事が出来なくなったという実話がある様に、海馬体には記憶が蓄積する場所として証明されています。海馬で覚えた記憶は半永久的に忘れる事のない記憶がほぼ全部でいて、例えば家族の名前など長期記憶と呼ばれているものがそうです。

 

それに比べて、長期的に記憶出来ずにすぐに忘れてしまうような一回見ただけの電話番号などは短期記憶といい、海馬ではなく大脳の前頭前皮質で記憶されていて、また恐怖を呼び覚ます様な強烈な記憶は、扁桃体に保存される様です。このようにして、記憶と脳の関係はそれざれ同じではありません。海馬体の特性を活用して行う方法をとる記憶術もあります。それだけでなく、記憶術の開祖でもある古代ギリシャの詩人シモニデスのように、場所と名前を上手に関係付けて脳に記憶を促す方法や、指を駆使して覚えていく方法も存在します。現在行っている記憶術がどの様にして脳を利用し活用しているのか、調べてみるのも愉快でしょう。


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記憶術

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